
感動的なワンシーンを生み出すための設計
機構設計スタッフ
こんなお仕事をしています
クライアントが希望する演出を実現するための「仕掛け」を実際に製作図面として描き起こすのが設計の仕事です。
図面を描くことはもちろんのこと、必要な部品の選定や発注なども行います。仮設案件が多いため、組み立てる際の作業性や運搬のしやすさも製図時に考慮する必要があります。毎回クライアントの要望が異なるので日々新しい図面を描けるというのが魅力だと思います。基本的に担当案件の図面作業は自分1人で行うので、複数案件を抱えている際は納期等を考慮して時間配分をする必要があります。逆に言えば時間配分がうまくできていれば休みの取り方は割と融通が利くかなと思います。
これまでのキャリアを教えてください。
1年目で製造研修やCADの操作を身につけ、実際の案件まで担当することができた
半年間は製造スタッフ研修として工具の使い方や材料の切り方等々を学びました。製図作業は作り手のことも考えなくてはいけないのでこの半年間は非常に重要でした。その後は設計課にてCADの使い方を学び、簡単なものから実際の案件を担当する流れになります。ここまでを入社1年目で経験できるのはかなり貴重なのかなと感じました。営業との打ち合わせで設計内容を詰めることになりますが、先輩も同席してくれるので不明点も都度解消しながら進めていけるので安心でした。最初のうちは実際に案件をこなしながらその作業の中で様々な知識をつけていけるというのが効率的で面白いなと感じました。
なぜテルミックを選んだのですか?
写真や映像など目に見えて形に残る仕事の関わり方、多種多様な施工実績
設計を通して実際に自分が関わったものが目に見えて形に残るというのが魅力の一つでした。さらにそれがエンタメという我々の身近なものであるという点にも惹かれました。大学でダンス部に入っており、実際にステージに立つ経験をしていたことからエンタメ業界に興味を持ち、授業ではCADを用いた設計が面白いと感じていたことから、双方を満たせるような企業を探していた時にこのテルミックを知りました。会社説明会で自分が知っているアーティストの機構リハの映像を見せていただいた時、将来的にこういうものに自分が関わっていけたらいいなと強く感じました。またTV番組やコンサートなど多種多様な施工実績があり、まさに今の時代のエンタメを支えている重要な役割だと感じたのも決め手の一つでした。
だからこの仕事が好き!一番うれしかったエピソードがあれば教えてください。
自分が担当した機構に関する周りの人の声
エンタメということで、「仕掛け」を見る人が必ずいます。自分が担当した案件を実際に見た友達の感想やSNSでの反応をよく見かけますが、演者本人に関する感想はもちろんのこと、セットや機構的な動きに感銘を受けているものも見受けられます。こういった感想を見たり聞いたりすると間接的ではありますが、見ている人々の心に感動を与えられているのだなと感じる瞬間が多々あり、とてもやりがいを感じています。
先輩がカッコイイと思う瞬間や今後の目標を教えてください。
経験値から得られる冷静な判断力、柔軟な対応力
完成後の動きをイメージして製図を進めていきますが、製作したものが必ずうまくいくとは限らないのがこの仕事の難しいところです。こういったときに我々設計は何が原因なのかを見つけ、それを修正していく力が求められます。
先輩方は過去の実績から問題点に対して素早い判断と柔軟な対応力を武器に日々の案件をこなしています。自分自身もうまくいかなかったときに先輩からアドバイスをもらうことがありますが、色々な引出しを持っているのでとても参考になります。また、クライアントからの要望が変わることも多々あります。製作物の納期が迫る短い時間の中で図面修正を繰り返していく対応力が必要なのもこの業界ならではだと思います。自分もより多くの案件を通して経験値を積み、柔軟な考え方を身につけていきたいです。

